履歴書・職務経歴書 | 2018年10月3日

【項目別】プロ直伝!転職で受かる履歴書の書き方

この記事を書いた人

コンサルタント

大西 理

医療系商社で基幹病院を担当し、医師や経営・管理部門、各メーカーとの関係構築に努める。東北に貢献したいと考え、地元の人材紹介業へキャリアチェンジ。日夜、転職希望者と企業の最高の出会いを追及している。趣味はボルダリングとダーツ。

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履歴書にはさまざまな項目がありますが、1つひとつミスがないように記入したいですよね。

だからといって、項目ごとにいちいち調べながら作成していたら日が暮れてしまいます。

そこで今回は、履歴書の書き方が一目でわかるように、ルールとポイントをまとめました。
項目別に書き方を解説しているのでぜひ参考にしてください。

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1.基本情報の書き方

JIS規格の履歴書では日付にはじまり、氏名・年齢・住所・電話番号・メールアドレスで構成されています。

「わかりきっていることだから」と油断すると、失敗するので落ち着いて記入しましょう。

「日付け」は郵送日か提出日を記入

日付は履歴書を郵送する日か、提出する日を記入します。記入した日ではないので、間違えないようにしましょう。

また、書き忘れが多い項目なので最後のチェックも忘れずに。

氏名の「ふりがな」「フリガナ」に注意

できるだけ大きく、丁寧に書きましょう。

ふりがなは、「ふりがな」と書かれている場合はひらがな、「フリガナ」の場合はカタカナで書くのがルールです。

生年月日・年齢・性別はありのままを

生年月日は偽らないようにしましょう。

提出する日が誕生日であれば、年齢もしっかり変更しなければなりません。

性別は戸籍上の性別を記入しましょう。

住所・電話番号・メールアドレス

住所は公的書類に記載されている正式住所を書きましょう。

番地や建物名の省略はNGです。また、電話番号やメールアドレスは、使用頻度の高いものを記入しましょう。

印鑑が必要な場合もある

JIS規格の履歴書にはありませんが、押印欄がある履歴書も存在します。

もちろんシャチハタはNG。認め印を使用するのが一般的です。

かすれや欠けを防ぐために、あらかじめ印鑑についたゴミを取り払ってから押印マットを使用してゆっくり丁寧に押しましょう。

2.学歴・職歴の書き方

基本情報が完成したら次は学歴・職歴です。

学歴は最終学歴の1つ前から記入する

1行目は「学歴」と記入し、学歴は2行目から書き始めます。
学歴は原則、最終学歴の1つ前から記入します。
最終学歴が大学ならば、高校入学から、最終学歴が高校であれば、中学校入学から記入しましょう

学歴・職歴に共通しますが、学校名・企業名は省略せずに必ず正式名称で書きます。
例えば、「××高校」ではなく「〇〇県立××高校」、「〇〇」ではなく「〇〇株式会社」が正式です。

大学は学部だけでなく、学科や専攻・コースも忘れずに書きましょう。

職歴は実績も記載する

まずは、学歴と1行空けて「職歴」と記入します。
職歴には企業名だけではなく、業種や従業員数、簡単な仕事内容についても触れるのが一般的。応募企業に関係する業務内容は、積極的にアピールすると効果的です。
異動歴がある人は、異動年月と部署名もあわせて書きましょう。

最終行には「現在に至る」。その下の行には右寄せで「以上」と記します。

3.免許・資格

履歴書には「免許→資格」の順番で、取得した順に書きましょう。

「普通運転免許」は「普通自動車第一種免許」など、正式名称を使います。

4.志望動機

性格や仕事観が出やすい志望動機は、履歴書の中でもっとも重要な項目といっても過言ではありません。
個性を出しつつ好印象を与えられる文章を目指しましょう。

敬語を使って200文字程度に

志望動機は長すぎても短すぎても印象がよくありません。
200文字を目安に、簡潔に読みやすくまとめるのがコツです。

「~である」調ではなく、「ですます調」にして、正しい敬語を使いましょう。

過去と未来を織り交ぜて書く

ただ、「〇〇がやってみたいです。」と書くだけでは、説得力がありません。
「〇〇という経験から、××をしてみたいと思い、御社では△△に携わりたい」と、過去の経験と現在の思い、そして将来の展望の順で書くと、意志が伝わりやすいです。

志望動機テンプレ

【パターン1】

〇〇業界で、〇年間〇〇を経験しました。このときに培った〇〇のスキルは、御社の××で活かせると考えています。〇〇の経験はありませんが、新しいことには積極的に取り組む所存です。何卒よろしくお願いいたします。

【パターン2】

〇〇の実務に携わりたいと考えています。〇〇に関わることで、将来的には幅広い知識を身につけ、スキルを高められると考えています。得意の〇〇を活かして、御社のお役に立ちたいと考えています。

5.自己PR

履歴書によってはない場合もありますが、自己PR欄も、志望動機同様に個性が出る箇所です。

端的、かつ自分を最大限にアピールできる文章を目指しましょう。

敬語を使って250文字程度に

自己PR欄でも敬語を使いましょう。
200~250文字程度にまとめると、人事担当者も読みやすいです。

ただ、自分のスキルをアピールするのではなく、それを応募先企業でどうやって活かすのかを考えましょう。

免許や資格だけではなく、コミュニケーション能力など数字で測れないものも立派なスキルです。
過去の経験をもとに、自分のスキルをアピールしてください。

自己PRテンプレ

【パターン1】

私の強みは〇〇と××にあります。かつては××を経験し、継続する中で〇〇を養うことができました。その結果、××に成功しました。

【パターン2】

前職では、〇〇のスキルを活かして××に携わっていました。〇〇を駆使した商品販促を行った結果、年間の売り上げが〇%アップしました。また、△△の改善にも成功しました。

6.通勤手段・配偶者の有無・健康状態

通勤手段はより具体的に

通勤手段とともに、最寄り駅から自宅までの距離も合わせて書くようにしましょう。
マイカー通勤希望の場合は、その旨も触れてください。

配偶者の有無は嘘、偽りなく

配偶者は「有・無」の二択になっているので、わかりやすく丸で囲みましょう。

健康状態には文章を添えて

健康状態について問う項目がある場合、健康に問題がない場合は「良好」と記入するのが一般的です。
文章で記入した方がより丁寧な印象を与えることができます。

「ここ〇年間、会社を休んだことがない」など具体的なエピソードを交えて、アピールすると効果的です。
持病がある人は、本当のことを書いた上で、「業務をする上で支障がない」という一文を添えましょう。

7.本人希望欄

JIS既定の履歴書にある、本人希望欄は会社とのすり合わせを行う大切な箇所です。
記入する際は間違いがないかよく確認してから書きましょう。

趣味・特技は仕事に活かせるものを

たとえ本当のことだとしても、趣味に「昼寝」や「ゲーム」を挙げるとグータラな印象になります。

仕事に活かせるものだけを書くようにしましょう。

8.履歴書の最終チェックは忘れずに行う

履歴書は書類選考の結果を左右する重要な書類です。完成したら、抜けやミスがないようにまずはしっかり確認しましょう。

「何度見直しても不安だ……」「本当にこの内容で正しいのかわからない」という方には転職エージェントの利用がおすすめです。

応募先企業の選考に通過できるように履歴書や職務経歴書を添削してくれます。

まずは転職エージェントに転職支援を申し込んでみましょう。優良求人を紹介してもらえるかもしれませんよ。

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コンサルタント

大西 理

医療系商社で基幹病院を担当し、医師や経営・管理部門、各メーカーとの関係構築に努める。東北に貢献したいと考え、地元の人材紹介業へキャリアチェンジ。日夜、転職希望者と企業の最高の出会いを追及している。趣味はボルダリングとダーツ。

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