Q.Uターン転職するなら、退職してから転職活動をしたほうがいいですか?
私は現在、都心部のメーカーに勤めています。Uターン転職をしたいのですが、毎日忙しくて転職活動をする時間が取れません。できたら退職してから転職活動をしたいのですが、無謀でしょうか。
私としては現職にあまり未練がないので、スパッと辞めてじっくり転職先を探したいです。都心部に住みながらのUターン転職活動は、面接に行くだけで交通費と時間がかかってしまいます。
でも、転職経験のある先輩から「在職中に転職活動をしたほうがいい」と言われたので迷っています。確かに、転職先が決まっていないのに無職になるのは不安です。
Uターン転職の場合でも、在職しながら転職活動したほうがいいでしょうか。どちらがいいのか判断がつきません。
ゆうた(26歳 男性)
A.転職先を決めてから退職しましょう
都心部から地元へのUターン転職を考えているのですね。Uターン転職の場合でも、転職先を決めてから退職したほうがいいですよ。
退職後に転職先が決まらなかった場合に、収入が途絶えてしまうからです。仕事を続けていると、収入は確保できるので気持ちに余裕ができやすいですよね。
在職中に転職活動をした方が、転職理由もポジティブに表現しやすいです。例えば、応募先から転職理由を聞かれた時は「地元に帰りたいから」という理由に加え「貴社で働きたいから」と伝えられます。
また履歴書に書く直近の経歴が無職でないため、選考時の評価を下げにくくなります。
ただし、ゆうたさんがおっしゃるように、退職してから転職先を探すことにもメリットはあります。地元に帰ってから転職活動をした方が、面接を受けに行く交通費や時間、労力はかからないですよね。面接日の日程調整がしやすくなり、急募の求人に応募しやすくなります。
ゆうたさんのように「退職してUターン転職活動するのは不安だけど、在職中は時間が十分に取れない」方は、自治体や転職エージェントの手を借りてはいかがでしょうか。自治体によっては、転職活動にかかる交通費を助成してくれるところがあります。
転職エージェントに転職活動のサポートを依頼すると、移動の交通費と労力ができるだけかからないように、1日で複数社の面接が受けられるよう配慮してくれるケースもあります。
実は、オンライン面接を行っている企業も増えてきました。コロナ禍の影響でオンライン面接が浸透したので、以前よりUターン転職がしやすい状況になっています。
Uターン転職は、交通費や労力の面で不安になることが多いと思います。地方自治体と企業は人材不足を補うために、Uターン転職がしやすいよう様々な支援をしていますよ。まずは仕事をしながら、一歩踏み出されてはいかがでしょうか。
Uターン転職でお悩みなら、ぜひお気軽にご相談ください(完全無料)。
この記事の監修
神谷 貴宏
愛知県出身。大手証券会社、半導体商社の営業を経て、総合人材サービス会社へ入社。 仙台支店での勤務後、大型派遣案件の企画から運用に従事。その後、会社の中核を担う“正社員”のサポートに携わりたいという思いが強くなり、ヒューレックスの設立に参画する。 17年余りにわたるコンサルタントの経験の中で3,000名を超える方々をサポート。個々人の”キャリア”だけでなく”価値観”を大切にしている。
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