転職エージェントが教える複数登録のメリット・デメリットとは?

転職エージェントを初めて使う方は「複数社に登録した方が転職に有利なのか?」「1社で充分なのか?」と判断に迷ってしまいますよね。結論からいうと、転職エージェントは複数登録をおすすめします。
本記事では、なぜ転職エージェントに複数登録するべきなのかという理由に加え、転職を成功させるために知っておくべき4つのポイントを解説します。

● 転職エージェントとは?
● 内定をもらった人は平均で何社利用しているの?
● 複数の転職エージェントに登録するメリット・デメリット
● 転職エージェントを複数登録して上手く使いこなすコツ

転職エージェントによって違う特徴や強みを上手く活用し、失敗しない転職活動の参考にしてみてください。

転職エージェントとは?

転職エージェントとは、転職に関する総合的なサポートを受けられるサービスです。「転職サイト」とは違い、1人1人に専任のキャリアアドバイザーがつき、自分だけでは手が回らない部分をフォローし、一般には出回らない情報などを教えてくれます。

具体的には以下のようなサポートを受けることができますが、基本的に料金は無料です。

  • 求職者のカウンセリング
  • 非公開求人の紹介
  • 希望条件に合った求人の紹介
  • 興味のある企業への応募
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接・選考対策
  • スケジュール調整
  • 条件面の交渉
  • 内定後のフォロー

求職者が自分で転職活動をするよりも手間が省けますし、好条件の求人を探すことができるなど、非常に多くのメリットがあります。

ヒューレックスも多くの人へ転職サポートをしてきた実績を持っています。無料転職サポート」をご希望の方は、お気軽にご相談ください。

 

転職エージェントの利用社数は実際どのくらい?

転職活動をしている多くの人は、転職エージェントを複数登録していることが「マイナビ」や「リクナビネクスト」の利用者アンケートによってわかっています。転職エージェントに複数登録している理由は、このようなものが挙げられます。

  • 1社目で希望する条件の求人を紹介してもらえなかった
  • できるだけ多くの求人を見てみたかった
  • 転職エージェント1社だけの登録で内定がもらえるか不安だった
  • 転職エージェントを比較検討して利用したかった

このように、複数登録をする理由はさまざまで、マイナビが行ったアンケートによると、2社の転職エージェントに登録している人が最も多く、リクナビネクストでは、平均4.2社に登録していることがわかりました。

転職エージェント1社では補えない部分を、複数登録によって補っている人が多いようです。

複数の転職エージェントに登録する4つのメリット

転職エージェントに複数登録をすることで、さまざまなメリットが得られます。その中でも、ヒューレックスの「プロの転職エージェント」が選ぶ、特に転職へ繋がりやすいメリットを4つ紹介します。

求人の数・種類が増える

転職エージェントに複数登録することにより、他のエージェントでは紹介できない求人にも応募できる可能性が高くなります。なぜかというと、転職エージェントごとに抱えている求人の種類や数は異なり、他社では取り扱っていない「独占求人」を紹介してもらえるからです。複数の転職エージェントに登録することで、応募先の選択肢が広がり、より自分にあった好条件の求人に応募できる可能性も高くなります。

非公開求人も漏れなく検討できる

「非公開求人」とは、インターネット上に掲載されていない、登録者のみが知ることのできる求人です。非公開求人は、企業側が競合他社に採用活動をしていることを隠すため、あえて非公開にしている場合が多く、年収や待遇は一般に公開されている求人よりも良い傾向があります。

また、企業にとって特に重要なポジションでの求人を掲載していることも少なくありません。こういった求人は「転職サイト」には掲載されないため、できるだけ多くの転職エージェントに登録し、質の良い求人に触れることが大切です。

相性のよいキャリアアドバイザーに出会う確率が増える

転職エージェントを利用する上で、キャリアアドバイザーとの相性は非常に大切です。キャリアアドバイザーも1人の人間なので、自分に合う人もいれば、合わない人も出てくるかもしれません

例えば、性格や転職に対する考え方が合わず、上手くコミュニケーションが取れないパターンや、希望する求人を紹介してもらえないケースも転職エージェントによってはあるでしょう 。

逆に、自分が希望する職種に詳しく、性格も合うキャリアアドバイザーに出会うことができれば、より希望条件にマッチした求人を紹介してもらえますし、自分の思ったことを包み隠さず話すことも可能です。転職エージェントに複数登録をし、多くのアドバイザーと接することで自分に合ったアドバイザーを比較検討することで、結果的に良い転職に繋がるでしょう。

入社後のポジションを打診してくれる転職エージェントもある

転職エージェントの中には、求職者のスキルや経験を元に、企業側へ入社後のポジションを打診してくれる場合があります。ポジションを打診してもらうことで、現在の募集よりもワンランク上の年収、待遇で入社できる可能性が高まるのです。

例えば、希望職種、社風は魅力的でも、年収や福利厚生などの条件がマッチしていない場合転職エージェントが企業と条件面の調整を行った上で、求人の紹介を行います。また、独自性の高いスキルを持つ求職者の場合、募集をしていない企業であっても、おすすめの人材として紹介をしてくれるケースも。

このように、同じ求人でも転職エージェントによって求人条件が異なる場合があるため、複数登録をして比較検討するのも良い方法と言えるでしょう。

ヒューレックスでも、企業側へのポジション打診を行っています。興味がある方はヒューレックスへご相談ください。

 

複数の転職エージェントに登録する3つのデメリット

複数の転職エージェントに登録することで、多くのメリットはありますが、同時にデメリットも存在します。事前にデメリットを理解し、メリットを最大限に活かしましょう。

複数登録するとスケジュール調整が難しくなる

複数の転職エージェントに登録をすると、日々のスケジュールの調整・管理が難しくなります。複数登録することで応募する企業の数が増え、結果的に忙しくなりすぎてしまい、転職活動自体にマイナスの影響が起きてしまう恐れがあるのです。

例えば、面接をダブルブッキングしてしまい、何かしらのトラブルで2社目の面接に間に合わなかったというケースはよくあります。また、企業によって内定が出るタイミングは違うため、複数企業を同時進行している場合、内定の時期がバラバラになる可能性もあるでしょう。

第1希望の企業よりも先に第2、第3希望の企業から内定が出てしまい、返答を急かされ受かるかもしれない第1希望の企業を泣く泣く辞退せざるを得ない可能性も0ではありません。したがって、複数の転職エージェントを利用する場合は、キャリアアドバイザーと綿密なスケジュール調整を行った上で、求人へ応募するようにしましょう。

同じ求人に応募してしまう恐れがある

複数の転職エージェントから多くの求人へ応募していると、意図せず同じ求人に応募してしまうことも。同じ応募者から違う転職エージェント経由で応募があるとわかった時点で、企業からの印象は悪くなってしまう可能性が高く、転職エージェント側もその求職者を紹介しにくくなります。応募企業が被らないように、応募した日付や企業名などをメモしておくと良いでしょう。

転職活動に多くの時間を取られてしまう

転職エージェントの登録数が増えるほど、転職活動にかかる時間も比例して増えます。転職エージェントでは、キャリアアドバイザーとの面談・連絡のやり取りだけでなく、応募書類の作成や採用面接など、内定までに行うことは決して少なくありません。面談も複数職活動に割く時間を確保できない人は、あらかじめキャリアアドバイザーにその旨を伝え「応募企業の数を減らす」「面談の時間を短めに調整してもらう」などの対応をしておくと良いでしょう。

複数の転職エージェントを上手く活用するコツ

複数の転職エージェントを効果的かつ効率よく活用するためには、いくつかのコツがあります。とにかく登録数を増やせば転職の成功率が上がるわけではないので、下記4つのコツを上手く使いましょう。

とにかく登録数を増やせば転職の成功率が上がるわけではないので、下記4つのコツを上手く使いましょう。

  1. 登録する転職エージェントを3〜4社に絞り込む
  2. 複数社に登録していることを隠さない
  3. 自分の希望する職種に特化したエージェントを選ぶ
  4. 特化型だけでなく、総合型の転職エージェントも利用する

1つずつ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

登録する転職エージェントを3〜4社に絞り込む

転職エージェントを上手く活用するためには、最終的な登録社数を3〜4社に絞り込むことが大切です。登録数を増やしすぎるとその分時間を取られますし、スケジュール管理も大変になってしまいます。

まずは、自分が希望している職種やエリアに力を入れている転職エージェントを3〜4社ほど登録をし、その中からより求めている条件に近い所を選びましょう。

転職エージェントは、平成29年度の時点で約20,000箇所以上も存在するため、判断に迷うかもしれませんが、基本的には以下の基準を参考にしてみてください。

  • 希望する職種に特化しているか
  • キャリアアドバイザーとの相性は良いか
  • 求人数は豊富か
  • 非公開求人・独占求人は豊富か
  • 内定後のフォローも充実しているか

これらの点を総合的に比較した上で、最適な転職エージェントを2〜3社に絞り込み、効率の良い転職活動を行いましょう。

複数社に登録していることを隠さない

転職エージェントを複数社登録していることは、はっきりと伝えましょう。あらかじめ伝えておくことで、キャリアアドバイザーがその点を考慮したスケジューリングをしてくれます。

さらに、他の転職エージェントに負けないように質の高い求人をスピーディに紹介してくれる可能性も高まるので、伝えておいて損はありません。

複数の転職エージェントから同じ求人に応募するというリスクも防げるため、包み隠さず現状を伝えておきましょう。

自分の希望する職種に特化した転職エージェントを選ぶ

転職エージェント選びをする上で大切なのが、転職したい職種に特化した会社を選ぶことです。転職エージェントは「総合型」「特化型」に分かれており、総合型は全ての職種・キャリアに対する求人を満遍なく扱っており、特化型は、ある一定の職種・キャリアに特化した求人を扱っています。転職したい職種が明確に決まっている人は、特化型の転職エージェントを選ぶことで、より自分にマッチングした求人を見つけやすくなるでしょう。

特化型転職エージェントには、下記のような種類があります。

  • IT
  • Web
  • 製造
  • 技術
  • 医療
  • 人材派遣
  • 介護・保育

ヒューレックスは、特化型転職エージェントの中でも珍しい各地の地方・Uターン転職に詳しいコンサルタントがいる「地域特化型転職エージェント」です。地域の転職事情や、地元企業の情報収集をしたい人であれば、ヒューレックスに登録をしておいて損はありません。このように、自分の目的に合わせた転職エージェントをぜひ探してみてください。

 

特化型だけでなく、総合型の転職エージェントも利用する

複数の転職エージェントに登録する場合は「総合型」の転職エージェントも必ず利用しましょう。総合型はさまざまな職種・キャリアの求人を幅広く扱っているのが特徴で、転職はしたいけれど、転職先への希望条件が明確ではないという人におすすめです。

具体的な総合型・特化型転職エージェントのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
総合型 ・職種/業界問わず、さまざまの求人を紹介してくれる
・未経験職種へのチャレンジができる
・自分が希望している職種/業界の求人が少ない可能性がある
統合型 ・自分が希望している職種/業界に特化した求人を紹介してくれる
・キャリアアドバイザーも専門知識を持っている場合が多い
・求人数が少ない
・未経験は不利になる可能性がある

特化型、総合型の転職エージェント両方に登録し、それぞれのメリットを活かし、デメリットはカバーするといった使い方をしましょう。

複数の転職エージェントに登録し、転職の成功率を高めよう

転職エージェントに複数登録することで、転職の成功率は大きく上がります。紹介できる職種・業界や求人数などの特徴が各エージェントごとに違うため、それぞれの良い部分を上手く活用することが大切です。

その中でも、ヒューレックスは地元企業への転職を強みにしている転職エージェントで、大手転職エージェントには掲載されない求人を紹介できます。

どこの転職エージェントに登録すれば良いか迷っている人は、ぜひヒューレックスにご相談ください。無料相談

サービス詳細を見る  

この記事の監修

神谷 貴宏

愛知県出身。大手証券会社、半導体商社の営業を経て、総合人材サービス会社へ入社。 仙台支店での勤務後、大型派遣案件の企画から運用に従事。その後、会社の中核を担う“正社員”のサポートに携わりたいという思いが強くなり、ヒューレックスの設立に参画する。 17年余りにわたるコンサルタントの経験の中で3,000名を超える方々をサポート。個々人の”キャリア”だけでなく”価値観”を大切にしている。

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