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あなたが地元で良い仕事を見つけられない原因
転職アドバイザーの仕事をしていると「地元で良い求人を見つけられない」というご相談を多くいただきます。特に、下記2つの理由で良い仕事が見つけられていない方が多いようです。
- 希望条件のハードルが高すぎる
- 1つの求人サイトだけで地元の求人を探している
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
希望条件のハードルが高すぎる
自身が求めている希望条件が高すぎないかどうか確認しましょう。首都圏で働いている方が地方で仕事を探す時は特に要注意です。首都圏と地方では、どうしても年収に差がついてしまうのは当然です。まずは、地元の平均的な求人の条件を把握することから始めましょう。
希望条件に優先順位を付け、妥協できる条件とそうでないものを区別しておくのもおすすめです。どうしても地元に良い求人がない場合は、地元付近の主要エリアで仕事を探すのも手です。
地元の平均年収や企業情報が知りたい方は→「【都道府県別】 地元の平均年収と高年収企業ランキング」一覧
1つの求人サイトだけで地元の求人を探している
地元で求人を探す場合は、複数の求人サイトで検索してみましょう。求人サイトによって掲載されている企業の求人は異なります。求人サイトAにない求人が求人サイトBに掲載されている可能性もありますし、求人サイトCにしか掲載されていない求人もあるため、1つの求人サイトだけで探していると機会損失につながります。
時間はかかりますが、その求人サイトにしか掲載されていない求人もあるので根気よく探してください。さまざまな求人媒体の求人がまとめられている求人検索エンジンを利用して地元の求人を探すと効率よく探せます。余裕があればハローワークの求人に目を通すのもおすすめです。
【タイプ別】地元でおすすめの仕事の探し方
地元での求人の探し方をタイプ別に紹介します。自分に合った仕事探しの方法を見つけてみてください。
【1人でコツコツ探したい方】求人サイトがおすすめ
多くの求人の中から比較検討しながら求人を探したいという方には求人サイトで地元の求人を探すのがおすすめです。多くの地元の求人に目を通すことで、そのエリアの企業の特徴を知ることができます。一方で、膨大な時間がかかるというデメリットもあります。
【実際に企業の話を聞きたい方】転職イベントがおすすめ
求人や企業のHPだけでは、情報が足りないという方は、企業の採用担当者と直接話せる転職イベントがおすすめです。社内の雰囲気や風土・文化、社員同士のコミュニケーションなど、求人や企業のHPだけでは分からない情報を知ることができます。(※2021年1月現在、コロナ禍で開催が見送られているケースが多くなっています。)
【離職中の方】ハローワークがおすすめ
離職中の方は、失業手当の窓口にもなっているハローワークがおすすめです。企業が無料で求人を掲載できるハローワークには地元の求人が多く集まる傾向があります。ただし、登録の手続きに手間がかかること、ハローワークの求人票だけでは企業の良し悪しが判断できないというデメリットもあります。
【絶対に失敗したくない方】転職エージェントがおすすめ
「地元の求人探しの時間をかけたくないし、絶対に失敗したくもない」という方には転職エージェントがおすすめです。希望条件に近い求人をいくつかピックアップして紹介してくれるだけではなく、履歴書・職務経歴書の書き方アドバイスや面接対策なども対応してくれます。
地元に特化した転職エージェントのヒューレックスなら、地元優良企業の求人をご紹介可能です。
転職成功に近づく良い求人の見分け方
転職成功に近づける上で大切なのは「求人を見分ける」ことです。求人を見分けるポイントは下記の4つです。
- 「求人掲載数」と「掲載期間」
- 仕事内容が具体的にイメージできるか
- 求人に矛盾はないか
- キャッチコピーの甘い言葉には要注意
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
「求人掲載数」と「掲載期間」
求人サイトやハローワークで常に掲載されている求人には要注意です。常に大量の求人が掲載されている場合、離職率が高い企業かもしれません。ただし、新規事業のスタートや新店舗が増えるといった事業拡大を続けている企業もあるので、複数の求人情報を定期的に見て、慎重に判断しましょう。
仕事内容が具体的にイメージできるか
求人票に仕事内容が具体的に記載されているかどうかを確認しましょう。新規開拓や飛び込み営業、ノルマ制など都合の悪い内容は記載されない傾向にあるので、仕事内容が曖昧な求人は慎重にチェックしてください。
求人に矛盾はないか
求人情報の中に矛盾している点がないかどうか確認しましょう。以下のような矛盾がある場合は要注意です。
- 専門知識や資格が必要な仕事なのに「未経験者歓迎」と書かれており、具体的な研修制度がない
業務時間外に自分で知識を学ばなければいけなかったり、自費での資格取得を求められたりする可能性があります。 - 「未経験者歓迎」と書かれているのにも関わらず、平均よりもかなり高額な給与となっている
厳しいノルマがあったり、仕事内容に記載されていない大変な業務を任される可能性があります。 - 創業・設立から20年以上なのに社員の年齢が若い(平均年齢が20代)
創業・設立20年以上で若い社員が多いということは、長く働いている人がいないということです。離職率が高かったり、長く働けない理由があるのかもしれません。 - 「アットホーム」と強調されているが、社内行事がある訳ではない
仕事とプライベートの区別が曖昧で、社員同士で友人のような過剰なコミュニケーションやプライベートへの干渉などが考えられます。
転職後に「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔することがないよう、求人情報に矛盾を見つけたら、必ず企業のHPをチェックするなどして判断してください。
キャッチコピーの甘い言葉に要注意
離職率が高い企業は、求人票で以下のようなフレーズ、文章を多用する傾向にあります。求人票にこれらのフレーズ、文章が使われている際は要注意です。
「やる気があれば未経験OK!」「年齢・経験不問」「業界経験不問」
「やる気があれば未経験OK!」「年齢・経験不問」「業界経験不問」といった、応募条件のハードルが低い求人には気を付けましょう。離職率が高い企業かもしれないため、掲載期間や求人内容を確認し、他に怪しい点がないかチェックしましょう。
「未経験でも年収1000万円!」「給与○万円保証!」
高年収、高月給を強くアピールしている求人には気を付けてください。歩合給が占める割合が大きく、著しく基本給が低い可能性があります。基本給が高かったとしても、ノルマや飛び込み営業がある恐れがあります。
「実力主義」「成果主義」「頑張った分だけ給与に反映される」
営業会社の場合、結果のみを重視する企業の可能性が高いです。プロセスは無視され、売上や契約数でしか評価されない可能性があります。ノルマ制があり、パワハラが横行している企業に多い傾向です。
求人応募の前に注意するべきポイント
求人に応募する前に、もう一度求人や企業のHPなどで下記3つを確認してください。
- 働くことをイメージできるか
- 職場の雰囲気、企業文化が自分に合っているか
- 将来性のある会社か
この3つの確認することで、転職のミスマッチを防ぐことができます。
働くことをイメージできるか
求人に応募する前に、その会社で働くイメージができるかどうか考えてみてください。企業理念や方針に共感できるかどうかも重要なポイントです。
職場の雰囲気、企業文化が自分に合っているか
職場の雰囲気や企業文化が自分に合わないと非常にストレスを感じるものです。応募前に求人や企業HPなどで情報収集するだけではすべてを把握することはできません。面接時や内定時に職場見学をさせてもらうのもおすすめです。
将来性のある会社か
企業が倒産してしまっては元も子もありません。安定している会社なのか、事業は順調なのか、今後伸びしろがあるのかなどを確認しておきましょう。面接時に今後の事業展開や現在の状況などについて質問してみるのも手です。
転職エージェントを使えばまるごと解決
地元での仕事探しは、多くの求人を見ながら比較検討したり、企業HPを見たりとかなりの時間が必要になります。さらに、さまざまなポイントに注意しながら応募しなければなりません。「時間がなくて求人を見る時間がない」「自分で探すのは不安だ」という方は転職エージェントを利用してみましょう。転職エージェントに登録すると、希望条件に合った求人を紹介してもらえるだけではなく、履歴書・職務経歴書作成のアドバイスなどもしてもらえるため、転職に失敗したくないという方におすすめです。
なかでも、ヒューレックスは地元に密着した転職エージェントなので、より希望条件に合った求人を紹介してもらえるでしょう。地元の銀行とも協力関係にあるため、ヒューレックスだけが紹介できる優良企業の非公開求人も充実しています。ぜひ一度お問い合わせください。
この記事の監修
神谷 貴宏
愛知県出身。大手証券会社、半導体商社の営業を経て、総合人材サービス会社へ入社。 仙台支店での勤務後、大型派遣案件の企画から運用に従事。その後、会社の中核を担う“正社員”のサポートに携わりたいという思いが強くなり、ヒューレックスの設立に参画する。 17年余りにわたるコンサルタントの経験の中で3,000名を超える方々をサポート。個々人の”キャリア”だけでなく”価値観”を大切にしている。
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