仙台経済界2020年3-4月号に、グループ会社であるマリッジパートナーズの中村統括責任者のインタビュー記事が掲載されました。
ぜひご一読ください。
日本一の成婚実績 地方創生に貢献
結婚相手紹介サービスを営む、ヒューレックスグループのマリッジパートナーズ(株)(青葉区、松橋隆広社長)。同社は2020年1月、(株)日本ブライダル連盟から19年度「ご成婚実績最優秀賞」に選ばれた。中村万紀統括責任者に同社の取り組みや今後の抱負を聞いた。
――会社概要は。
中村. 弊社は13年1月に創業しました。親会社ヒューレックス(株)が人材紹介業で長年培った貴重なノウハウを強みにしたきめ細やかなサービスを提供し、専任のコンシェルジュが会員一人一人に寄り添いながらサポートをしています。弊社のようなサービスは、他になかなかないのではないかと自負しています。
――「ご成婚実績最優秀賞」を受賞されましたが、どのような取り組みをされたのでしょうか。
中村. おかげさまで20年1月、弊社の19年度の成婚実績が評価され、(株)日本ブライダル連盟に加盟している1640社の中で最優秀賞(第1位)をいただきました。また、日本結婚相談所連盟から「成婚優秀賞」「入会優秀賞」をいただきました。皆さまのおかげと大変感謝しています。実は、弊社では成婚実績数を追い求めてはいません。弊社の事業は、地方創生のための取り組みだと考えています。地方創生のため、1組でも多くの方を幸せにしたいと取り組んできた結果ではありますが、弊社が目指す地方創生の姿にはまだまだ達していませんので、地方の隅々まで幸せな顔が広がっていくようにという気持ちで、今後も取り組んでいきたいと考えています。また、約50の地域金融機関と提携し、取引先である中小企業の経営者もしくはその後継者に対して結婚相手を紹介することで、事業承継問題の解決につながっています。特に地域金融機関にとって結婚相手紹介サービスを提供することが、取引先との信頼関係が深まり、融資などの本業につながっていることが多いという特徴もあります。
――入会される方にはどのような声を掛けるのでしょうか。
中村. 「まず一歩を踏み出してみましょう。大丈夫ですよ」と声を掛けることが多いですね。SNSが台頭し、対面でないコミュニケーションが簡単にできるようになりましたが、その便利さゆえに、直接出会う機会が少ないのが現状です。特に、親御さま向けのセミナーでそのことを話しますと、子どもの育て方に悩みを持つ皆さんに安心していただけます。職場でも上司が部下に対して結婚について不用意に言えないですし、近所にお世話焼きがいなくなり、背中を押してくれる人がいない状況です。このような時代こそ、結婚支援のプロにお任せいただくのが一番だと思います。
――地方自治体の婚活支援を行っています。
中村. 弊社では短期間で成婚にたどりつくように「一年成婚」という目標を掲げています。20年1月現在、宮城県内の大郷町、南三陸町、山元町と連携し、自治体住民向けに1年以内に成婚を目指す婚活支援を行っています。自治体にとっては定住者を増やすことにつながりますので、個人負担の一部を自治体に支援いただいています。婚活パーティーを主催する自治体は多いですが、定住者を増やす上では確実に成婚する方法が効果的ということで、自治体向けの「一年成婚サポート事業」も注目されています。
――最後に、今後の抱負をお願いします。
中村. 全国の地域金融機関のお取引先企業向け「後継者の結婚相手紹介」と、全国の自治体向け「一年成婚サポート事業」で多くの実績を上げ、地方創生に貢献してまいります。
※この対談は、仙台の地元経済誌「仙台経済界」の2020年3月-4月号に掲載されたものです。