転職の進め方
転職エージェントだからこそ知っている、正しい転職活動の進め方を各ステップにわけてご説明します。
Step2 転職時の応募書類作成のコツとは?
応募書類を作成し、企業へのアプローチを開始。しかし、意外と書類作成で苦戦する人も多いようです。
たかが書類、されど書類。ここを通過しなければ始まりません。そのためにはどんな応募書類を作るかが大切です。
- POINT
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- 時間をかけてじっくりと自分と向き合ってみる
- 応募書類のサンプル・具体例を見てみる
- 読み手(求人企業)の立場になって考える
1. 応募書類は「履歴書・職務経歴書・カバーレター(添え状)」で1セット
応募書類とは「履歴書・職務経歴書・カバーレター(添え状)」の3種類のセットのことをいいます。
当社では応募書類の添削サービスをしておりますが、年齢に関係なく、記入漏れや誤字、内容に過不足があるなど不備がある方が多く見られます。応募書類は、企業へのファーストコンタクトです。いくら素晴らしい経歴を持っていても、ここできちんとあなたの良さが伝わらないと次に進むことはできません。大切なのは、あなたのことを知らない企業側・読み手の立場になって書くことです。
2. 応募書類作成の前にこれまでの「キャリアの棚卸し」をしましょう
応募書類の作成の前に、下記のポイントを参考に、これまでどんな経験を積んで、どんな実績を残し、会社に貢献できたのかを詳細に、具体的な数字も交えて整理してみましょう。
さらにその仕事を通じて自分がどう考え、成長してきたのか、想いも交えて書き出しておきます。そこから応募先の企業が求める人材とマッチする点、アピールポイントが見つけることができます。
- POINT
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- どんな業界でどんな仕事を担当してきたか
- どんな取引先企業や人との関わりをもってきたか
- そこで果たした役割や成果、実績を具体的に
- 結果・実績を挙げるために自分なりに工夫したことは?
- その結果、自分が得たこと、成長できた点は?
3. 第一印象をアップする履歴書の書き方
履歴書は面接してもらえるかどうかを左右する書類の1つです。企業の採用担当者に良い印象を持ってもらうためにも下記3つのポイント押さえておきましょう。
自己PRの書き方
自己PRでは、企業が求めている人材として自分がふさわしいと思ってもらえるようアピールしましょう。
前職での実績・経験をただ伝えるのではなく、応募企業でどのように活かし貢献できるかを具体的に伝えることが重要です。さらに、志望動機もここに織り交ぜて書くことでより効果的な自己PRになります。
志望動機の書き方
志望動機は「なぜ他社ではなく御社を志望したのか」を伝える項目です。他社にはない企業の強みや独自性を理解した上で、入社意欲を伝えましょう。
「御社の企業理念に惹かれた」というあいまいな表現はNGです。具体的にどのような箇所に、どう惹かれ入社したいと思ったのかを具体的にすることで入社意欲を伝えられます。
また、これまでのキャリア・経験を織り交ぜながらどう貢献できるかも盛り込めるとベストですが、自己PRにならないよう気をつけてください。
履歴書を書く前に注意したい点
- キャリア採用向けの用紙を選ぶ
市販の用紙にはいろいろな形式がありますが、新卒用の履歴書ではなく、転職キャリア採用向けのものを選びましょう。 - 時間をかけて丁寧に記入する
パソコンで履歴書を書くことも増えていますが、手書きも丁寧に書き込まれたものは好感度も高く、気持ちが伝わりやすいという特徴があります。字を書くのが苦手でも心を込め、丁寧に書くことで熱意が伝わります。 - 1文字でも書き間違っていたら書き直しを
誤字や脱字がないかを見直して、1文字でも間違っていたら新しい用紙に書き直しましょう。パソコンでの変換ミスにも気をつけましょう。 - 応募先に合わせた志望動機を自分の言葉で
どこの会社にも通用するような内容、言い回しは企業側に見抜かれてしまいます。また、何社も使い回しているように見られがちです。自分の言葉で具体的な内容を書くようにしましょう。 - 証明写真や印鑑の曲がりなど細かなところも見られています
写真はスーツ姿で、できればスピード写真ではなく写真館で撮影することをお勧めします。日付が抜けていたり、写真の貼り方が曲がっている、印鑑を曲げて押しているなど、企業の採用担当者は細かなところも見ています。
4. セールスポイントが伝わる職務経歴書のポイントは?
職務内容を羅列しただけでは、セールスポイントは伝わりません。「この人に会ってみたい」と思わせるような職務経歴書のポイントは下記の6つです。
- POINT
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- 職務内容や事業規模、立場、成果は具体的な数字を使ってアピール
- 自分が伝えたいことよりも、相手が知りたいことを、読む側の立場に立って書く
- 何を成し遂げてきたかの事実を過不足なく書く
- 自分の想いや熱意は事実と分けて、自己PR欄などにまとめる
- 職種によってアピール力のあるキーワードを効果的に使う
- 一般的でない略語や社内用語での表現は避ける
※「職務経歴書の正しい書き方」について詳しく知りたい方はこちら
※「履歴書・職務経歴書」フォーマット のダウンロードはこちら
5. 応募書類の提出方法
履歴書・職務経歴書といった応募書類の提出方法は、メールもしくは郵送がほとんどです。どちらで送るにせよ、履歴書の送付を依頼されたらすぐに履歴書をすぐ送るのがマナーです。時間をかけてしまうと「志望意欲が薄い」「仕事ができない」というマイナスイメージを持たれることもあります。それでは、それぞれでの正しい提出方法について解説します。
メールで応募書類を送る場合
メールで応募書類を送る場合は企業の就業時間内に送るのがベストです。非常識だと感じる担当者もいるため、真夜中に送るようなことがないよう気をつけましょう。応募書類を送付するまでに時間がかかる場合は、「いつまでに遅れるか」日にちを事前に伝えておきましょう。
また、下記ポイントもしっかり確認した上で送るようにしましょう。
- POINT
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- 宛先は「会社名 部署名 担当者名」
- 件名は「名前」+「用件」
- 書き初めのあいさつは「お世話になっております。◯◯(自分の名前)です。」
- 本文は、できるだけ簡潔かつ分かりやすく記載
- 締めの文面は、「ご多忙のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」
郵送で応募書類を送る場合
応募書類を郵送する際は、折り目がつかないようクリアファイルに入れ、さらに折らずに入れられる白い封筒に入れて送るのがマナーです。封筒には宛先、宛名(企業名+担当者名)を正確に記載し、赤ペンで「履歴書在中」と記し赤枠で囲いましょう。履歴書とセットで市販されているものを使えば最初から「履歴書在中」と書かれているのでおすすめです。
また、郵送で応募書類を送る際は「送付状」を忘れてはいけません。送付状は採用可否に直接関わるものではありませんが、採用担当者に「ビジネスマナーが身についている」というプラスの印象を与えることができるので必ず同封しましょう。
添え状の作成方法
送付状(添え状)には、「あいさつ」「中身を知らせる」という役割があります。送付状で「補足事項を伝える」こともできますが、その際は簡潔に済ませるようにしましょう。
送付状で必ず記載しなければけない項目は下記のとおりです。
- POINT
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- 送付年月日
- 宛先
- 署名(自分の名前)
- 頭語と時候のあいさつ
- 用件
- 簡潔な自己PR
- お願い(面接の機会を与えてほしい旨を書く)
- 結語
- 同封書類
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